スポーツマウスピース(マウスガード)はラグビーやアメリカンフットボール、
アイスホッケー、フィールドホッケー、ラクロス、ボクシング、空手などの
コンタクトスポーツで広く使用されています。
マウスピースは強打による衝撃を和らげる効果があり、
装着していない場合には歯が折れたり唇や舌、顔面などを
負傷したりすることがあります。
また、脳震とうなどの発生率や重篤度を低減させることが報告されています。
・アメリカンフットボール ・女子ラクロス
・高校ラグビー ・極真空手
・ボクシング ・アイスホッケー
・キックボクシング ・インラインホッケー
マウスピースによる恩恵を受けるのは、限られた競技をプレイする
選手たちだけではありません。
マウスガードを噛みしめることで強い瞬発力を生みだし、
集中力を高めるということが最近の調査報告から明らかになっています。
そのためゴルフや野球、パワーリフティングなどでも使われ始めています。
「格闘技系」
ボクシング・キックボクシング・空手・拳法・レスリング・柔道・相撲 その他
「球技・団体競技系」
アメフト・ラグビー・アイスホッケー・フィールドホッケー・バスケ・ラクロス・サッカー・
ハンドボール・テニス・水球・綱引き・野球・ソフトボール・ゴルフ その他
「個人競技系」
モータースポーツ・体操・トランポリン・アクロバット・スキー・スノボー・スケボー
・スカイダイビング・ハンググライダー・馬術・乗馬・ジェットスキー・サーフィン
・ボウリング・砲丸投げ・槍投げ・射撃競技 その他
現在、スポーツ界では、マウスピースの重要性が注目されています。
オーダーメイドのマウスピースを装着することによる効用は、
主に次のようなことが挙げられます。
はずれにくい・呼吸しやすい・気持ち悪くない
歯牙の破折・磨耗・脱臼の防止効果
口腔内の裂傷防止
顎や顎関節の保護及び衝撃の緩和
脳震盪・脳神経系および頸部損傷の予防効果
バランス感覚の向上、筋力アップ等の効果
スポーツをするにも体が健康でなければ意味がありません。
そこで「事故防止」という観点で興味深い調査があります。
アメリカADAの報告によりますと、米国内のスポーツ全般で試合中にスポーツマウスピースを装着する事で、
年間20万件以上のお口に関するケガが防げているという報告があります。
また、アメリカの中高生のフットボール選手2470名に対し、マウスピース装着者群と非装着者群に分け、
お口のケガの発症率を調査した報告があります。
下記データーからも分かるように、マウスピースを装着していた選手群(2167名)では、ケガの発症率は4%でしたが、
装着していなかった選手群(303名)では53%の選手がお口のケガを発症していました。